Our Story

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― 出会い、そしてプロジェクト発足

米焼酎「ねっか」とhaco style, LLC.の出会いは、2021年初春のこと。ある展示会で試飲した米焼酎「ねっか」の、日本酒の大吟醸をも凌ぐ高い吟醸香にhaco styleのスタッフは驚かされました。すぐに彼らは、「多くの海外の方々に日本酒と焼酎の魅力を届け、楽しんでもらいたい」という共通の信念を抱き、ともに日本文化の啓蒙活動を行う香港の酒楽文化有限公司にコンタクト。「ねっか」の品質の高さに、香港サイドも高い評価を示しました。

haco style, LLC.と酒楽文化有限公司が感銘を受けたのは、ねっか奥会津蒸留所の酒造りに対する情熱です。酒米作りから始まる一貫した酒造りや風土を大切にする価値観は、酒蔵としての理想の姿でした。

さらに、ねっか奥会津蒸留所は2021年5月、交付第一号となる輸出用清酒製造免許を取得。「ねっか」は香港のコンペティション※1で受賞経験があることから、輸出先の第一候補として考えていた経緯も重なり、香港で焼酎と日本酒の販売をすることで意見が一致。2021年4月、流觴プロジェクトがスタートしました。

※1 HKIWSC2018ゴールドメダル受賞「ねっか」https://nekka.jp/

― 奥会津蒸留所ねっか合同会社

自然首都と称される美しい町で、2016年に誕生した日本一小さな蒸留所「ねっか奥会津蒸留所」。先祖伝来の土地を守り続ける農家が酒米を育て、ブナの原生林から湧き出る清らかな水で、日本酒の製造技術を駆使した華やかな吟醸香が特長の米焼酎「ねっか」を造っています。

「ねっか」とは地元の⽅⾔で、「まったく」「ぜんぜん」を意味する強調語。可能性を否定せず、前向きな気持ちで物事をとらえる方言「ねっかさすけねぇー(まったく問題なし)」の精神で、伝統産業を現代的にアップデートさせながら酒造りを続けています。

2021年5月には、全国第一号となる輸出用清酒製造免許を取得。同じ原料を用い、同じ醪で日本酒と焼酎を造り分ける酒蔵は、他に類を見ません。流觴プロジェクトでは、日本が誇る蒸留技術と醸造技術の融合によって生み出される、唯一無二の日本酒を醸します。

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― 香港をはじめ世界に日本酒を広める 酒楽文化有限公司 & haco style, LLC.

酒楽文化有限公司 と haco style, LLC.は、香港と中国を舞台に、日本酒の輸出販売および日本酒と日本文化の啓蒙活動を行う多国籍チームです。 酒楽文化有限公司の代表は日本酒唎酒師と焼酎唎酒師の資格を持ち、全国の酒蔵を巡り、知識と経験を積み上げてきました。

レストランとのペアリングイベントなど日本酒関連イベントの企画をはじめ、中国と香港では日本酒の唎酒師およそ500人以上の育成を行うなど、和酒の啓蒙に尽力しています。一方、haco style, LLC. が得意とするのは、伝統とこだわりを持つ地酒蔵が醸す日本酒を、海外のマーケットに届けるお手伝いをすること。

商品はもちろん、蔵の歴史、造りに対するこだわりなど特長を掘り起こし、ストーリーと商品を組み合わせて輸出しています。唎酒師の資格を保有するスタッフが蔵元の想いに耳を傾け、酒蔵と海外市場との架け橋として、奥深き和酒の魅力を世界に発信しています。

― 流觴にかける思い

ブランド名の「流觴」とは、中国から伝わった風雅な酒宴のこと。そこから転じて「お酒を愉しむこと」をコンセプトに掲げ、私たちにしか実現できない酒造りへの挑戦が始まりました。

国境を超えたこのプロジェクトは、香港を皮切りに世界中へと羽ばたいていきます。焼酎や日本酒、日本文化のファンだけではなく、1人でも多くの方に「流觴」のお酒を飲み、愉しい時間を過ごしてほしいと心より願っています。

また、ねっか奥会津蒸留所が取り組む、美しい自然と田園風景を守るため、環境に優しい稲作や蒸留後の粕を自然に返す還元・循環型の酒造りが、今後の和酒のスタンダードになるように願いを込めて、価値ある情報を世界に向けて発信していきます。同じお米から生まれた極上の焼酎と日本酒を世界中の人に愉しんでもらいたいという想い、さらには新たな酒文化の「流れ」を作っていきたいという私たちの情熱を、この流觴プロジェクトに全力で注ぎます。

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